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3​枚​の​写​真​を​見​た​日​に​は

by si_ku.k & kikuo

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1.
こんな情景を見せてくれた どうしてここを知っているの 見えないほどに広くて 何もかもが遠くて 数々の青がちりぢりに 白とまじりあい迫り来る キミの頬のように 赤くしみこんでいる雲 そんな情景を見せてくれた 今度はキミを連れて行こう 少し遠いからゆっくりと 電車でおにぎりとお茶を 小さい時に見つけた 懐かしさであふれた情景 思い出補正もあるけど キミと共有したいんだ 見えないほどに奥深く 何もかもが透き通り 数々の反射光が降る 幾度となく声は跳ね返る キミの頬に光る 涙を見て頬が染まる キミの頬のように 赤くしみこんでいる雲
2.
冬になったらやっぱり 枯れていく あの花 この花 霜が降りたらいよいよ 枯れていく 毎日見てたのに 枯れても次の花 次々 咲いたのに 冬になったら 次の花 次の日に 出てこない 冬になったらやっぱり 枯れていく あの花 この花 霜が降りたらいよいよ 枯れていく マリーゴールドの花 オレンジ色が強くて 庭にゆいいつの花 冬はどこを見ていようか 凍った土がある もろもろ崩していよう 凍った水たまり ぴしぴし割っていよう 葉っぱに隠れてた 鳥達は今はもう いくらでも見れるから いくらでも見ていよう 冬になったら いくらでも マリーゴールドの花 枯れちゃったから もう切るね 一年草ははかない 二年草も同じなの? マリーゴールドの花 オレンジ色が強くて 庭にゆいいつの花 冬はどこを見ていようか 冬になったらやっぱり枯れていく あの花 この花 霜が降りたらいよいよ枯れていく 春から秋まで 長くしぶとく咲いてた つよいオレンジの花
3.
小雨雲が 私達をつつむ あたりは暗く 車のライトが地を赤く染める 街灯の光が ふんわりと雨の様子を映し出す 今日からバケーション おやすみバケーション 黄色くともされたお宿へ 荷物引きずり傘をさして 今日からバケーション おやすみバケーション 聞き慣れない虫の声がする 肉厚な植物大きいな 少し外に出てみてわかる 素敵なところ 夜のおさんぽに疲れたら 後は寝るだけ 寝るだけです 晴れたら行こう 行こう 晴れたら 行こう 行こう 海 小雨雲が 私達をつつむ まだまだ止まない 太陽は隠れ グレーな空 温かいスープを飲んでいよう なにせ今はバケーション 昨日からバケーション 雨の日バケーション おとなしくバケーション おやすみバケーション 雲の切れ目から 優しく明るい線がさす 天気予報もごきげんです 晴れたら行こう 行こう もうすぐ行こう 行こう 行こう 行こう 海 晴れてもバケーション 今日も今日もバケーション
4.
甘い香り 見ただけで漂うような 写真をくれた 三枚くれた 一枚目は壁に貼り 二枚目はおまもりに 三枚目は絵のモチーフに 描いた絵には ミツバチもチョウチョも寄ってきて 花と勘違いされるくらい カラフルで ハトもフクロウも 衝突するくらい 大きくて 山ができ 川が流れ 年月が経って 土に埋もれ 海が流れ 洞窟が出来た 甘い香り 見ただけで漂うような 写真が撮れた 3枚撮れた 一枚目はおまもりに 二枚目もおまもりに 三枚目も肌身離さずおまもりに
5.
君はオレンジジュース 飲みたがったからさ 私はひとつぶ ひとつぶ 果肉を潰して オレンジジュースを作るんだ そんな 暑い暑い日 そんな 暑い暑い日 潰して潰して涼しむ 冷やして冷やして涼しむ そんな 暑い暑い日 石の上に絞り切った果肉を乗せて 焼いてみたり しちゃうんだ 指先でつまんだ水滴は ぷちぷちと弾けて 下に落ちるころには 何もなくなっていた そんな 暑い暑い日 そんな 暑い暑い日 ぷちぷちぷちぷち はじける しゅわしゅわしゅわしゅわ なくなる そんな 暑い暑い日 君は青いかきごおり 食べたがったからさ 私も食べたくなってさ 氷を削って ブルーハワイをかけるんだ そんな 暑い暑い日 そんな 暑い暑い日 削って削って涼しむ がりがりがりがり涼しむ そんな 暑い暑い日 何かが 焼けただけのものが そこにある 一人で またここに来てみた あの石は もう冷えてた 外灯に照らされ 夜とは思えないここで セミが 鳴いてる そんな 暑い暑い日 そんな 暑い暑い日 そんな 暑い暑い日 そんな 暑い暑い日
6.
ほこり舞い散る ほうしも混じる ほこり舞い散る ほうしも混じる 風まかせ 風まかせ さらけ出たひとり 一千里も越えて 三千里も越えて 落し物も気にせず ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ... 落し物は落としたい物 気付かずうちに楽になってく 落し物は落としたい物 落し物は落としたい物 落し物は落としたい物 落し物は落としたい物 落し物は落としたい物 落し物は落としたい物 気付かずうちに楽になってく ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ぽと ... ぽと ぽと ...
7.
種の雨 02:58
雨の音 目を覚ますと 種の雨 木からばらまき落ちる だれもしらない この木の耐えてきたこと さむかったよね あの冬傘もさせずに 雪の日 氷点下なのに この種を遠くへ遠くへ 運んであげる こっそり人んち まいちゃえ つよく生きろよ  雑草と思われないように カエルはわかってくれる いい感触 雨の音 目を覚ますと 土の音 あちこち芽吹きはじめる こんなことが 全国で起こりはじめる だれもしらない 勝手にまかれたものだと あの木の想いよ届け あの子は悪い子だな あの子はいい子だな 何年分も種をためこんで 何年分あの木の想いを キミはいつまで いい子で、悪い子で、いい子で、悪い子で、 いい子で、悪い子で いつづけるのだろう いい子で、悪い子で、いい子で、悪い子で、 いい子で、悪い子で 雨の音 目を覚ますと 種の雨 あの木はどこから来たのか
8.
何月の霧 02:38
今何月 一面が白い霧 眠ってしまった 夢の中雨が降る あの人 思い出して 起きてでていく 雨 まだ寝てた ああ 夢、さめて、さめて、さめて、醒めた 霧で見えない あの人思い出して 起きてでていく 霧 進めない い 霧、はれて、はれて、はれて、晴れた もう眠らない
9.
近付かないで そこには時間の止まった靴がある 履いてしまうと 後ろに向かって歩き出す 持ち主の居場所を教えて 勝手に前に歩き出す 私の新品の靴と 中和させましょう おばあちゃんちの落ち着いた香りと 給食の揚げパンの香りと ゲームボーイの熱された香りと 古いキッチンのオーブン香りが まじり合ったとこに 持ち主はいた 懐かしすぎて むせかえりそうになった私は 思い出す あなたは私 いつの間にか 時間の止まった靴が足元に 履いてしまってた 後ろ歩きでここに来た 忘れてた 大切な記憶 勝手に前に歩き出す 私の新品の靴が 勝手に後ろに歩き出す 私の古い古い靴が 勝手に今を忘れる 勝手に時間を止めてく とても大切な靴たちがおとなしくなってた
10.
小さい鳴き声を たよりに夜道をうろつく 小さい鳴き声は 歩けば歩くほど遠のく くしゅっと枯れた葉の音のような ほろほろ土が崩れるような ささやかな鳴き声 ホタルのように点滅して 近づいてくる 無数のうごめきを 眠気覚ましに眺めてた ふらっとねむりについた頃には しずかなしずかな 真っ暗闇 しずかなしずかな 真っ暗闇 死後の世界のように 真っ暗闇 かすかな かすかな 鳴き声をたよりに 目覚めるその様は 一本の糸を たどってきたような おぼつかなさで ただ殻を 割っていた 小さい鳴き声を たよりに朝をたしかめる 小さい鳴き声は 歩けばすぐそこに見えてた くしゅっとこすれた手のひらのような ほろほろ頬が崩れ落ちるような あたたかな鳴き声 殻が割れた あかるいあかるい 真っ昼間に あかるいあかるい 真っ昼間に 鳴き声たよりに産まれてきた
11.
月の写真 03:13
月の写真の 月の部分が 丸く切り取られていたの 君はそれを部屋じゅうに 飾りつけていた 私はそれを照らすために ライトを持ってきたの 君の部屋はmoonroom 君の部屋はmoonroom 君の部屋はmoonroom 君の部屋はmoonroom 月は自分では光らない 星も自分では光らない 今 地球の裏に光源が 隠れてる ルルル... 月の写真の 月の部分が 丸く切り取られていたの 君の部屋には月とソファ 休むための部屋 私は君と休む為に ライトを消してきたの 君の部屋はmoonroom 君の部屋はmoonroom 君の部屋はmoonroom 君の部屋はmoonroom 月が見えない日は休もう 星はまだあそこで瞬く 今 地球の裏の光源を感じてる
12.
太陽と魂 02:51
種や卵や 細胞のかけらが 寒さにかたまる前にちょうど 夜が明けると 知らせを聞いて 陽を待ちわびて 地平線を見てた 朝が集まり 赤く染まって ああ ああ 暖かく染みて 集まる 人影 それでもまた陽は落ちていく 人影も見えなくなって 夜になっても あたり見渡せる 今日は満月 出るの知ってて ああ ああ 綺麗な月明かり 心地よく 眠ろう 綺麗な月明かり 心地よく 眠ろう らららら らら らら ら

credits

released October 24, 2016

si_ku.k
[Compose,Lyrics,Vocal,Art]

kikuo
[Arrangement,Mastrering]

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Ikitama Japan

music unit "Ikitama"

★2016~

si_ku.k
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[Arrangement,Mastrering]

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si_ku.k
[Vocal, Art, Lyrics,Vocalmix,
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Kikuo
[Track,Compose,Mastering]
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